2021-06

> 中心地に戻って来て遅めの昼食を取った。 気がつけば、腕が真っ赤に日焼けしていた。 なれないサドルで股間も少し痛かった。 日差しは強いが、レストランのオープンテラスの席は、時折心地よい風が吹き、 このままバスの発...

> バスに乗り込むと、座席は半分ほど埋まっていた。 ギョレメが始発ではないようだ。 そして、ギョレメで満席となった。 バスは事前情報通り、立派なバスだった。 各シートには液晶モニターも備えつけられ、テレビや映画が見られ...

> それから1時間ほど経っただろうか、 次に停車したサービスエリアで、新たな乗客が何人か乗り込んできた。 広々した空間を謳歌していた自分の横にも。 Tシャツを着て、ノートPCを抱えた若い感じの人だった。 学生かもしれない。...

> デニズリのオトガルでは、 まずイズミール行きのチケットを購入するよう言われていたので、 予約してあるメトロ社のカウンターを目指した。 しかし、オトガルが広くなかなか見つけられなかった。 オトガル構内には放し飼い...

> パムッカレ村は、パムッカレの石灰棚がある丘の麓にあるので、 ここから側からは石灰棚を経由して、丘の上まで登って行く事になる。 そして、日本だと考えらない事だが、石灰棚の上は直に歩くことが出来る。 (もっとも、その...

> 石灰棚を登り切った後で、次は古代ローマ時代の遺跡に向かった。 この地は『ヒエラポリス-パムッカレ』として世界遺産に登録されている。 複合遺産としてだ。 もしかすると、ローマの遺跡の方がメインかも知れない。 ...

> 北門ゲートを出ると、バスのロータリーらしきものがあり、 それを囲むように建てられた一続きの建物があった。 何軒かのテナントが入るその建物で営業していたのは一軒の土産物屋だけで、 あとは空物件となっていた。 閑散...

> 昼過ぎのパムッカレ村は、早朝のそれとは打って変わって、観光地らしい活気があった。 とは言え、かすかに感じる空腹とは裏腹に、心引かれる店はなかった。 怪しげな牛丼の看板を掲げる店はあったが。 なので、デニズリのオト...

> イズミールへ向かうバスには、 日本人はおろか観光客の姿も無かった。 イズミールはトルコ第3の都市だが、皆が訪れる観光地と言う訳ではないのだろう。 バスのシートは、通路を挟んで1列＋2列の3列構成であった。 自分の席...

> 海沿いに建つそのホテルは、 こじんまりとしているが、清潔で、随所に品格を感じさせる佇まいだった。 長い歴史を重ねて来たのだろう。 エレベーターの扉が手動であるのも老舗の証か。 部屋はリクエスト通り海側の...