トルコ旅行記#03 ~ トプカプ宮殿からブルーモスクへ ~

<< 前のページ | 目次 | 次のページ >>

turkey blue mosque

観光地の朝は早い。
有名観光地の主要な施設は入場のための行列が出来るの事もしばしばで、
一時間以上待つこともざらだ。
長期滞在で時間に余裕があるなら良いが、そうでなければ開門前に行って待つくらいの方が、
入場してからも人が少なくて効率的に見て回れる。

ちなみに、イスタンブールで行きたい所と言えば、行きたい順に、
・アヤソフィア
・ブルーモスク
・ボスポラス海峡横断
・トルコ風呂
・サバサンド
・グランドバザール
・トプカプ宮殿
などであろうか。
イスタンブールの滞在時間は短いので、手際よくこなして行かねば。

この日は月曜日で、アヤソフィアが休館日らしい。
なので、まずはトプカプ宮殿に向かった。
オスマン帝国の威容を伝える、重厚で立派な建造物だと思うが、
それよりも、テラスに出た時ふいに視界が開けて、ボスポラス海峡が目に飛び込んできた瞬間。
これが一番感動したと思う。イスタンブールに来たんだと言う実感が沸いてきて。
あと、別料金を取られたが、ハーレムにも入ってみた。江戸城の大奥みたいなものだろうか。

次にブルーモスクに向かった。

ブルーモスクは入場無料だった。
世界を代表するイスラム建築が無料で見られるのは驚きだが、
しかしこれが寺社やモスクなどの本来あるべき姿も知れない。
ここは観光スポットである以前に、信仰に根ざした宗教施設なのである。
実際に地元の人の日々の礼拝に使用されており、その時間は観光客は入場できない。
営利目的ではなく、必要だから存在するのであって、
もちろん金儲けの道具になどしないという、『教え』を具現化しているかのようだ。

かつて、京都の寺社は、拝観料に古都税が掛けられる事になった際、
拝観停止の実力行使に踏み切った。
拝観料はあくまでお布施であり、『お布施に課税するとは、何事か!』と。
固定資産税の免除等の優遇措置を受けているにもかかわらずだ。
取るだけとって、出すものは出さない。
京都のなまぐさ坊主共は須らくモスクに出向いて、
『信仰とは何か』について教えを請うべきだろう。

ホテルを経由して、次はグランドバザールに向かう事にした。

<< 前のページ | 目次 | 次のページ >>

コメント

タイトルとURLをコピーしました