翌日はウィーンへ向かった。
かつては世界の中心だったこともあるこの都市は、
最近また欧州に於ける存在感を増して来ているらしい。
東欧の民主化に伴い、ウィーンの地政学的利点が見直されているそうだ。
しかし、オーストリアの東端近くにあるこの街は、電車で行くには予想以上に遠く感じた。
ウィーンの中心地区の街並みは、世界遺産に登録されているだけあって、壮麗であった。
ミュンヘンなんかと比べると、街並みは華やかで、洗練された印象を受ける。
ハプスブルク家の夏の離宮であるシェーンブルン宮殿や、
シュテファン大聖堂など、
建造物の規模も大きく、かつての威勢が偲ばれる。
実のところ、ウィーンではあまり時間がなく、駆け足で見て回った感じだ。
ウィーンくらいの規模でかつ観光資産に恵まれた街は、
土日に他の街との掛け持ちで回るのは無理がる。
いずれ再訪して、ゆっくりと回ってみたいと思った。
高級ブランドが集中していた通りも人で賑わっていた。
ただし、日曜なので、店は閉まっていた。
ウィーン国立歌劇場は工事をしているようだ。
コメント